近況、及び現在

お久しぶりです。
雨音です。


ブログ頑張って1年はやろうみたいな
今年の目標だったはずなのに、
もう1年も折り返しに来たみたいで…


端的に言って
ヤバい!
なにもしてないぜ!!(大きな意味では)


誰も読んでないし興味もないブログを書くために
格安居酒屋で1人で呑んでますよ。
孤独かよ!笑


人間観察がすこぶる面白いから
たまにこうして居酒屋でしかも土日に来るのは
面白いなと思ったよ。
まあ吹き溜まりみたいな土地の居酒屋だからかもだけど、、笑


今年に入って映画をたくさんみるようになった。
まあたくさんって言っても少ないんだけど、

昨日観たディストラクション・ベイビーズ

とてもよかった。


田舎で吹き溜まる気持ちとかどうしようもない衝動を
暴力に変換する様は生きているという
存在証明みたいで痛くて切なくて
なんだか自分を見ているようで
どうしようもなく虚しくなった。


私は不良ではなかったし、
表向きはいい子でいたけど
自分の存在を他者に刻みつけたくて仕方ない気持ちは
痛いほどわかってしまった。
以下ネタバレ含みます。


菅田将暉さん演じる裕也は
典型的に自分を他者より上と位置付けたいタイプだなと。
腰巾着キャラだけど、
本当は狂犬の手綱を取ってるのは
自分だと思いたいタイプ。
自己愛にまみれた自己顕示欲の塊。
自分より弱いものを徹底的に見下すクズ。
小松菜奈さん演じる那奈をいたぶり
道具やゴミのように扱う様は最低だった。
私個人は菅田将暉好きですけど、
最低人間演じていて本当に心から憎める
女の敵というか人間のクズ演じていて
(役者としては最上でしたね。)

那奈の警察への事情聴取も
語りの効果というか
語ることで構築されていく新たな物語感
素晴らしかった。
語るという行為について考えさせられたし
語る時の自己擁護、自己愛について
考えさせられたというか。

あと女の哀しみも、女の強さも
小松菜那という役者が演じてたのが
印象的で。
美しさだけじゃない女優さんで
本当に暴力シーンとかに付随するシーンは
美しさとか可愛らししとかとは無縁なんだけど
語りのシーンではたたひたすらに女で、
ただひたすらに庇護欲を誘う女で
美しくて子悪的だったよね。
docomoのCM思い出しちゃったわ
誘惑してくれ!!笑


あとは村上虹郎さんと柳楽優弥さんの
魂の慟哭みたいな演技、素晴らしかった。
あれはスクリーンで1人で飲み下して
受け止めてほしいものだと思った。

暴力は親への愛とかの
代替え品なのかなとか
兄への愛は孤独と血縁のなせるものかとか
考えてしまったよね。

最後のシーンを見て、私はだけど
(あくまでも個人の意見だけどね)
父親への復讐としての暴力だったのでは、
と思ったよ。


愛して欲しくて愛されたくて
でも愛されなくて歯痒くて。
代償が本物になることはないのに
本物と見まごうほどには現実で、残酷で。


虚無が押し寄せて来ないように
新たな獲物を見つけて暴力に溺れる姿が
なおさら虚しさを深めていて哀しみを誘った。


人間の虚しさを生きる虚しさを
そして全ての行為も思い出も
生きてる間の暇つぶしなのかもしれないなって。

でもどうせ死ぬまで生きるなら
楽しい方がいいに決まってるから。
私は今を謳歌しようと思う。
呑みながらだからポジティブよ!笑


今しかないから
今を抱きしてたまに放り出して
生きてやろうと思います。
2016年の夏、はじまり、、!